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”自分の器材がいい加減なオーバーホールをされていた”ことを自ら知った被害事例

先日、栃木県よりダイバーの方が、3泊4日で器材講習にお越しくださいました

基礎コースからテクニカルコースまで、通しで受講されたのですが
ご自身の器材をご自身の手でオーバーホールされるなかで
毎年オーバーホールに出しているにも関わらず
依頼先で“いい加減なオーバーホール”がなされていた事実が発覚 

器材の中にあらゆる痕跡が残されていました。 

まず、Oリングが違う。カラーが異なるので、並べると専門知識がなくてもわかりますね。
   
実際に入っていたパーツ
実際に入っていたパーツ
正規パーツ 
メーカー指定正規パーツ 新品

それから2ndステージ内部のLPスプリングが、人為的に引き延ばされていました
 
左:新品 右:実際に入っていたもの
人為的に引き延ばされたLPスプリング

そして、2ndステージ内部のオリフィスという金属部品の刃先には傷が
(画像ではよくわからないかもしれないですが、黒くなっている部分です。) 
 
傷ついたオリフィスの刃先

拡大鏡で見なければ視認できないような傷ですが、指で触ればザラザラした触感が
あるのでわかります。 

呼吸感を調整する2ndステージサイドのノブについているシールを裏返して見ると、
埃や砂粒
がついていました。
 
砂粒のついたシール裏側

以上が事実です。 
ここからは推測の域になりますが、このような背景が考えられるのではないでしょうか。

Oリング類は市販のものを使用したが、シール等の特別なパーツは入手できず
再利用
をして使った。その為、つくはずのないゴミがシール裏側についていた。
 
スプリングとオリフィスについては、経緯が二通り考えられます。
 
フリーフローが止まらない原因(※)が特定できない。(知識と経験の欠乏)
そこでスプリングを引っ張って伸ばしてバネの長さを増してバネ力を上げ
強制的にフリーフローを止めた。  
(※)フリーフローを止め切れない原因は、オリフィスに傷が入っているからです。 
 
作業中に誤ってオリフィスに傷を入れてしまった。(作業ミス)
お客様にその事実を伝えることもパーツ代を請求することもできない、
そこで苦し紛れにスプリングに手を加えて、強制的にフリーフローを止めた。  
 
器材の持ち主(受講生)の方は、毎年決まったお店にオーバーホールに出しており 
現地サービスに依頼し、そのお店は自店でオーバーホールしていないので
どこかのオーバーホールの業者に出しているそうです。

”詳しいことはわからない。信用して任せていたから・・・”

おそらく、中間の立場にいる現地サービスのスタッフの方も、まさかこんなことに
なっているとは思ってもみないのではないでしょうか。  
いつフリーフローが始まってもおかしくない状態の器材で潜っていたなんて
ショックですね 

どうすれば、安全に品質の良いサービスが受けられるのか、 
プロの目線から、“良い業者悪い業者の見分け方”をご紹介していますので
是非ご参照ください。
http://www.i-buddy.net/caution/caution.html  
 
また、自分で器材に対する知識や理解を深めたい、というダイバー様向けに
当店では“座学で終わらせない、実際に役立つ”独自の器材講習を実施しています。 
http://www.i-buddy.net/school.html

お気軽にお問合せください 
  

 
ダイビング器材&オーバーホールのエキスパート 
i buddy アイバディ
http://www.i-buddy.net 
 

 
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プロフィール

Tama

Author:Tama
ダイビングインストラクター、器材&オーバーホール専門店Staff

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