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作業の現場より被害レポート&お伝えしたいこと

先日、「中古器材販売店がオークションで販売している
”オーバーホール済み“ のレギュレーターを買ったんだけど、
届いて実物を見たら錆が付いているので、状態を確認して欲しい」
という依頼をいただきました。
 
診断したところ、まず結論から申し上げますと、残念ながら
オーバーホールされた痕跡は見受けられませんでした。
塩・緑錆・微細なOリングの切れ端・グリス汚れが付着していました。 

14091202.jpg

問題はそれだけではありませんでした。

セカンドステージのホース取付口のネジ山が潰れてしまっていました  

14091206.jpg
 
なぜこんなことになってしまっているのか?
ものすごく基本的な人為ミスで、私たちはかなり驚いたのですが
セカンド側の部品のネジ山と、ホースのネジ山のサイズが異なるものが取付けされている  

ミリピッチのものとインチピッチのものがあるのに
販売者はおそらくそのことをわかっていなかったのではないでしょうか。
ホースを無理矢理取り付けした結果、このようなことになってしまったと考えられます。 

同じメーカーの部品なのですが、ネジ山のサイズが違うのがわかりますか?
部品が変更になった為、年式によって異なります。

14091204.jpg
 
部品交換、ホース交換、オーバーホールをすれば、十分ご使用いただけるので
当店の方で処置(作業)させていただくこととなりました

今回、たまたまご本人が気付いてこうして診断に出してくださったことが
幸いだったのですが、“オーバーホール済みである”という言葉を信じて
そのまま海に持って行って使っておられたかもしれないですよね 

今回のネジ山潰れの状態ではすぐさまトラブルが出るほどひどいものではありませんが
ネジ山が完全に潰れて噛み合わなくなっていれば、ホースからセカンドステージが
はずれて脱落
します。 
水中で万一くわえているセカンドステージが突如脱落してしまったら・・・ 
と考えると、本当におそろしい  

私たちはお仕事をいただいたら、信頼して安全を、命を、預けてくださったことに感謝し
責任感と信念を持って、作業を、対応をしています。 
商売のやり方は各々あって然りですが、器材は命に関わる重要なアイテムなのに・・・
そのことを軽視してはいないだろうかと、度々疑問に思う器材に遭遇することがあります。  
    
ダイビング情報サイトで器材のオーバーホールをテーマにした連載をさせて
いただいているのですが、以前、いい加減なオーバーホールをされた器材
についてご紹介したときに、どこのお店がやったのか、といった質問を受け
すごく戸惑い、伝えたかったことがうまく伝わらなかったとかなりへこみました 
 
誰かを批判することを目的としてこのようなレポートを続けているのではありません。

器材の中身は見えない、だからこそ知ってもらいたい、器材のことをユーザーさま自身にも。 
整備された器材で安全に潜っていただきたい。いつもそう願って書いています 
       
不安にさせてしまった読者の方に対して、また誠実に商売をされている
同業他社の方々に対して、心から申し訳なく思い、その後に 
“よい業者と悪い業者の見分け方”の一例 をご紹介させていただきました。
↓ 
http://www.i-buddy.net/caution/caution.html
こちらも情報のひとつとして是非ご参考にしていただければ幸いです
   
お店側はお客様に選ばれなければ変わらざるを得ないので
みなさまが厳しい目を持たれることは必ず
みなさま自身の安全や、みなさまが今後受けられるサービスの質の向上に繋がります。
是非厳しく(あ、温かくも見守ってくださいね)、みなさまの力で業界を育ててください 
 
 
 
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プロフィール

Tama

Author:Tama
ダイビングインストラクター、器材&オーバーホール専門店Staff

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