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悩みの種 ”リコールにならないリコール”

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「オーバーホールが済み、器材を納品した後に起きるトラブルをどうやって未然に防ぐか」
私共がいま力を入れて取り組んでいる課題です。

今日お話することは、該当するレギュレーターをご使用されているユーザー様に
個々にお伝えしている内容ですが、オーバーホールの背景には、このようなこともある
という一例をみなさまにも知っていただきたいという想いより、書くことに致しました。

近年、オーバーホール後、器材を納品した後に、セカンドステージスイベル部のOリングが飛び出す
(隙間からせり出して切れる)トラブルが度々発生している
レギュレーターがあります。

オーバーホールを行った私共のような業者がメーカーへ問い合わせをすると
原因として「(部品名、ここでは記載を控えます)の磨耗が考えられる」
と回答を頂く一方で、ユーザー様がメーカーへ直接問い合わせされると
「オーバーホール業者がOリングをねじれた状態で組みつけて、飛び出したと考えられる」
と説明をされているそうです。(複数ユーザー様談)

もしオーバーホールの作業者がOリングをねじれた状態で取り付けたことが
原因であれば、何故メーカーに送って処置されて戻ってきたレギュレーターの
Oリングが違う種類のOリングに付け変わっているのでしょうか。
同じOリングをねじれないように注意して取り付けるだけでいいのでは。

1個¥500のOリング「品番(ここでは記載を控えます)」はメーカーが指定されている
部品ですが、飛び出すトラブルが度々発生しており、メーカーにレギュレーターを送ると
1個¥80の「品番(ここでは記載を控えます)」のOリングに付け替えられて戻ってきます。

では何故、最初からそのOリングを入れておかないのか、指定部品を変更しないのか?
質問をしたことがありますが、明確な回答は返ってきませんでした。

レギュレーターがチタンモデルであるがゆえ、Oリング一つも高価なものを使っている
という拘り(イメージ)を打ち出したいのかもしれません。
これはあくまで推測であり、定かな理由はわかりかねます。

自社の製品に改善の余地があることを認めてしまえば製品改良をせざるを
得なくなってしまいますよね。
現実的にすぐにそれが可能かどうかといった経済事情や、会社の方針や体質(考え方)も
反映されているように感じます。

誤解していただきたくないのは、今回それを言及したいわけではないということ。
該当機種は、このような欠点も持ちながら、優れた点も持ち合わせています。
私も1台使っていますが、欠点を回避して使用すればいいレギュレーターだと思います。

今回の事例のように、”オーバーホールの作業では補い切れない範囲で
不慮のトラブルが発生することがある”
ということを知っていただきたくて書きました。 
 
どうしようもないよね、で済ませるつもりはありません、もちろん。
人がつくるものなのだから、ダイビング器材に限らず完璧ではない、難が生じても仕方のない。
それをどう補い、よりよく使っていくかが重要だと思います。 

私共は、「ユーザー様にマイギアを安全に安心して使っていただくこと」
を最優先に考えてそれを実践したいと思っておりますので、私共ができる範囲で
独自の対応をさせていただいております。

メーカーが指定しているOリングは使用すると飛び出す危険性がある為
当店ではリスクのあるOリングは使用せず、安価でありながら信頼性の高いOリングに
変更させていただいていることを個々にご説明しています。

(同メーカーの異なる品番のOリングを入れています。)
ちなみにこちらのOリングは、これまで当店の方で把握している限り
飛び出すトラブルは発生しておりません。

たかが1本のOリング。黙って交換しておいてもいいように思われるかもしれませんが
次回他店にオーバーホールを依頼されるなど、別の作業者がレギュレーターを分解した際
「メーカーの指定パーツとは違うものが入っている」と指摘されることがあれば
ユーザー様が不安に思われるかもしれません。
どういう経緯でそうなっているのか、ユーザー様ご自身がご理解、把握しておいてくだされば
安心して器材をご使用いただけるのではないかと、そう思っての取り組みをしています。

正直手間はかかりますが、だけど惜しまない。
何故なら、トラブルなく安全に器材を使っていただきたいから。
これからも、トラブルを未然に防ぐ取り組みに尽力して参ります 


2015.3.11更新
上記Oリング、メーカー指定部品自体が変更になったのでご報告いたします。
以前のものとは違うOリングに変わりました。(おそらく硬度が上がっていると推測されます。)
これから様子を見ていくことにはなりますが、これでトラブルがでなくなれば幸いですね

  
ダイビング器材&オーバーホールのエキスパート  
i buddy アイバディ
http://www.i-buddy.net 
 
  
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Tama

Author:Tama
ダイビングインストラクター、器材&オーバーホール専門店Staff

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