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遥か遠い海の向こうのダイバーさまより―

先日オーバーホール器材の納品をしたお客様より 
とてもうれしいメールをいただきました
遠く海外に在住されているお客様からであります


昨日、メンテナンスしていただいた機材にて潜ってきました。
   
動作は完璧です。
いろいろな姿勢を試しましたが、不正フローは全く起こりません。
その上吸いづらいなどと言う事も無く、調整ノブ全域においてとても
なめらかな呼吸感を得られました。
なかなか説明の伝わりにくいメールのみのやりとりでしたが、
私の気になる点、要望を見事に掴んでいただいたこと、
さらに古い機材にもかかわらずここまでの状態に仕上げていただいたこと、
本当にありがとうございました。
これもひとえにアイバディの皆様の経験の深さと技術力の高さ
あってのことと思います。
アイバディ様にメンテナンスしていただいた、信頼できる機材を使って
安全なダイビングが出来ることをとても嬉しく思います。
また、おすすめいただいたゼブラ柄ホース、最高です!写真と実物は違いますね。
海中ですれ違うダイバー(知り合い)にまで自慢してしまいました(大笑)
 
(本当は良くないのでしょうが・・・)色々と手間がかかるため、
メンテナンスのために毎年日本に送ることは躊躇してしまうのが実態ですが、
これからもよろしくお願いいたします。

・・・・・うっ、うれしい。 
お修理の仕事は、現場でお客様の楽しまれる姿を直に見られるわけではないので  
お手元に届いた器材で快適に潜っていただけた、サービスに満足していただけた
とのお声掛けは、本当にうれしく励みになりますありがとうございます
 
そこで今日は本件から引用し、“年式の古いレギュレーター”について書くことにしました。
  
器材をお預かりする際にいただいたお申し出は以下のような内容でした。
「前回オーバーホール後、ダイビング中のフリーフローが定常的に起きるため、
流量調節ネジを一番押し込んだ(渋い)状態で使用しています。
今回のオーバーホールでは、現在の押し込んだ状態(圧力)を中位に持って来られるよう
調整をお願い致します。」

機種はシーフロンティア250Jでした。 
こちらの画像はマイクラADJ(同じ使い方をする機種)
adj.jpg

到着した器材の調整数値を確認したところ、数値的には正常値範囲内でした。
そこでひとつ思い当たったのは“2ndステージのノブの使い方“
 
同じくアクアラング旧機種であるクリオも同様なのですが、これらの機種は
2ndステージのノブの使い方が独特です。
crio.jpg

“全開から2回転締め込む間のなかで、フリーフローせず、ご自身が吸い心地がいい
位置でノブを止めて使っていただく“機種になります。

2回転を超えるとフリーフロー(空気が漏れ出)するのは、正常な状態です。
使い手が調整して使わないといけません。 
 
これらの機種をご使用されているユーザー様の多くはそのような使用方法を
ご存知なく、同様のお申し出をいただくことが多々あります。
年式の古い機種なので、ファーストオーナーから譲り受けられたり
ネットオークションで購入したなど、中古で手に入れられたケースも多く
取扱説明書がなく、使い方の説明を受けられる機会もないまま使っておられる
ことが原因のようです。

自身の器材がこれらの機種に該当する場合は、是非ご自身でノブの位置を
適切に判断し、快適にご使用いただけたらと思います。

ちなみに現在の機種は、ノブの改良がなされている為、可動域のどの位置に
レバーを持ってきてもフリーフローはしません。旧機種ならではですね。

また、フリーフローと誤認されやすいのが
“下を向いた状態のとき、自分の呼吸のタイミングとは関係なく空気が出てくる”
という現象。
これは、ダイアフラムが持ち上がりレバーを押してしまって起こる現象である為
フリーフローではありません。 
  
前述したマイクラADJやクリオ、旧のコンシェルフのような、特に呼吸抵抗が軽い
(重くしにくい)レギュレーターのバネがへたったときに起きやすい症状です 

もし気になるようであれば、組み上げ調整時に、ちょっと手を加えて
バネ力を高めることが可能です 

近年の高性能な呼吸抵抗の軽いレギュレーターも同様に、前述したような
症状が起きやすいですが、性能が上がっており調整しやすくなっています。

器材を快適に使用する為には、器材をベストコンディションにすること以外に
適切な使用方法といった知識が必要不可欠
です。
ご自身が正しく使用できているかどうか自信がない場合は、是非いま一度
取扱説明書に目を通してみたり、購入店やインストラクターの方に相談するなど
再度ご確認いただいた上で、安全快適にマイギアをご使用ください

あ!本音をいえばお商売的には、器材を買い替えていただけるとうれしいです 
でも愛着を持った器材なら、もう少し使えるような手助けも 

当店はサウジアラビア、フィリピンやタイ、中国など、海外赴任中のダイバーの方からも
お仕事をいただいております。開店当初は、北海道からだ、沖縄からだ
遠方から到着する器材を見て興奮していましたが、いまや 
ワールドワイドになって参りました
 
遠い地で十分なサービスを受けることができない場合、不便や不安が
出てくると思います。できる限りのサポートをさせていただきたいと
思っておりますので、お困りのことがあればいつでもメールくださいね 
 

ダイビング器材&オーバーホールのエキスパート  
i buddy アイバディ
http://www.i-buddy.net 
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プロフィール

Tama

Author:Tama
ダイビングインストラクター、器材&オーバーホール専門店Staff

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